今回は作品のご紹介です。
「お店の肖像画」、神楽坂のレストラン「サン・ファソン」。
神楽坂フレンチの草分けとして愛されたこのお店は、2015年に惜しまれながら23年の歴史に幕を下ろしました。
ここは、私の絵がレストランデビューを果たした場所。
長い年月の間、たくさんの作品を飾り、ずーっと温かく応援していただきました。
赤いテントが印象的な可愛らしいお店は、今でも大好きなモチーフ。何枚も描いています。
「お店の肖像画」を描き始めたのもこのお店がきっかけでした。
自分の好きなお店を描くのは、楽しく幸せな作業。まさに「肖像画」を描いている感覚です。お店の個性と雰囲気を、私なりに表現しています。
この作品は、お店の元スタッフからの依頼で2年前に描いたもの。
日光のレストラン「ジルエット Girouette」の手元へ、幸せに旅立って行きました。
お店ゆかりの皆様には、今でもお世話になっています。そしてきっと、これからも。
今はもうないけれど、私の愛する大事なお店。
大切なものとして人の心に残っている限り、人もお店も永遠に生き続けるのでしょう。
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