個展出展作品ご紹介:「サントロペの埠頭」(南仏コートダジュール)>
- noisette1223
- 3月28日
- 読了時間: 2分

4月16日からの個展に出展予定の作品をご紹介します。
作品:「サントロペの埠頭」(南仏コートダジュール)> 油彩・F10号
”Quai Signac” Saint Tropez, Côte d’Azur (France) Oil-painting F10
6月のコートダジュールの思い出。
サントロペは、クルーズ船も停泊するシックでおしゃれな街です。
名高い高級リゾート地でありながら、訪れる旅人にも優しい爽やかな風を感じるのは、その気候と佇まい、街の持つ雰囲気から来るのでしょうか。
20世紀初頭、まだ素朴な港町だった頃に、シニャック、マルケや画家達がこの町に集い、たくさんの作品を描きました。
その後、ブリジット・バルドーを始め映画スター達が滞在した事から、サントロペはセレブの集う世界的なリゾート地となりました。
画家達が描いた絵と、丘の上からみた港の風景の写真に惹かれ、サントロペは私の憧れの場所となりました。
(丘の上からみた港の風景は、今回のDMの作品となっています。)
アーティスト達が描いた埠頭は、今やクルーズ船の停泊する華やかな場所。一見すると絵のような素朴さや当時の面影はありません。
でも、当時の風景を想像して描いてみるのも楽しいのでは?と、思いついてこの場所を描き始めてみました。
失われた風景も、心の中にある風景も、そして今の佇まいも、なんでも自由に表現出来るのが絵なのだから。
(ちなみに、仏語タイトルの「Quai Signac シニャック埠頭」は、私が散歩しながら勝手に呼んでいた名前。
本当の名前はQuai H.Buchard ブシャール埠頭、美術館前辺りの埠頭で、たくさんの画家がキャンバスを広げて描いています。)